「歯が黄ばんでいるからホワイトニングをしたい。」
北海道にお住まいでこのようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
ホワイトニングの仕組みを知って、どのような治療なのか把握しておきたいですよね。
そこで今回は、歯が黄ばむ原因とホワイトニングの仕組みについて解説します。

□歯が黄ばむ原因とは

歯が黄ばむのが嫌な人は多いですよね。
では、なぜ黄ばんでしまうのでしょうか。
まずは、黄ばむ原因を見ていきましょう。

歯が黄ばむ原因としては2種類考えられます。

1つ目は、歯の表面につく着色です。
これは最も一般的なもので、歯の表面にコーヒーや茶渋などの飲食物のステインが付着するものです。
また、喫煙によるタバコのヤニも着色を引き起こします。
これらの汚れや着色は、ステイン予防用の歯磨き粉である程度は予防できるので、知っておいてください。

2つ目は、歯の内部の黄ばみです。
日本人はこの歯の内部の黄ばみを持っている方が多いです。
歯は「エナメル質」、「象牙質」、「神経」という3層構造でできているのですが、この中の「象牙質」がもともと黄ばみを持った組織となっています。

日本人は、歯の外側のエナメル質が薄いため、歯の内部にある象牙質の黄ばみが透けて歯が黄ばんでいるように見えます。
さらに、年齢を重ねるごとに象牙質が分厚くなってくるため、加齢でも歯が黄ばんで見えてきてしまうのです。

□ホワイトニングの仕組みについて

ホワイトニングをして歯を白く見せたい方は多いと思います。
白い歯は、見た目が良く、清潔感もありますよね。
そこでホワイトニングがどのような仕組みになっているのか見ていきましょう。

先ほども紹介したエナメル質というものは、ほとんどが無色透明です。
しかし、エナメル質内には一部有機成分が含まれおり、それが歯の色に大きく関わっています。
ホワイトニングはそのエナメル質内の有機成分を分解して無色にすることで色調を目立たなくさせます。

ホワイトニングで歯が白くなる具体的な仕組みを2つ説明します。

1つ目は、ホワイトニング剤によって歯の表面のエナメル質が無色透明になるからです。

ホワイトニングでは、薬剤に熱を加えて、酸素を発生させます。
発生した酸素が歯のエナメル質の色素と結びつき、色素を無色透明に分解します。

また、このとき有機成分が分解されると、エナメル質表面の構造にも変化が起きるので、歯に対する光の当たり方も変化し、内面の組織が透けて見えないようにする効果もあります。

2つ目は、マスキング効果があるからです。

薬剤の作用は歯の有機物を白くするだけではありません。
エナメル質表面の構造を角状から球状に変化させています。
こうなることによって、光の乱反射が起こり、象牙質の色を透けて見えなくしています。

続いて、ホワイトニングの種類について説明します。
当社では、ホワイトニングには、ミュゼホワイトニングというものを利用します。
これは、歯に栄養補給し、表面に汚れをつきにくくする働きのある分割ポリリン酸を使うものです。
歯を白くしながら、虫歯・歯周病の予防、知覚過敏の改善を図れるので、とても歯に良いものとなっています。

また、薬剤には過酸化水素が利用されます。
この過酸化水素は、熱や光に反応してフリーラジカルというものを発生させます。
これが有機質を分解しています。

有機質を分解して無色化することで、歯の明るさを上げて白くする方法です。
ホワイトニングは物質を溶かすのではなく、色を変えるだけなので歯自体を傷つけることはありません。

□あまり効果がない人の特徴とは

ここまでホワイトニングについて具体的に説明してきましたが、やはり効果には個人差があるので、どのような人には効果がないのか知っておきたいですよね。
そこでホワイトニングの効果があまりない人の特徴を紹介します。

まずは、フッ素(フッ化ナトリウム)コーティングをしている歯です。
フッ素が含まれている歯磨き粉は虫歯予防にも良いので人気が高く、さまざまな商品が販売されています。
しかし、フッ素にはホワイトニング剤が歯に浸透しないようにしてしまう作用があります。
ホワイトニングをした後に、フッ素コーティングを利用するのは問題がないので、順番に気をつけましょう。

次に、着色成分がこびりついているまたは、歯垢がある歯です。
この場合、きちんと歯が白くならないことがあります。
歯垢がある場合には、歯医者で取り除いてもらってからホワイトニングするようにしましょう。

歯に関してお悩みの方は多いと思います。
どのようなことが行われているのかしっかりと確認してからホワイトニングを行いましょう。

□まとめ

今回は、歯が黄ばむ原因とホワイトニングの仕組みについて解説しました。
ホワイトニングがどのようなものかわかっていただけたと思います。
最後に紹介したように、ホワイトニングの効果が出にくい方もいらっしゃるので気をつけてください。
何かわからないことがありましたら、お気軽に当社までご相談ください。