北海道在住の方で、ホワイトニングにご興味がある方はいらっしゃいませんか。
そのような方で、ホワイトニングの安全性について心配されている方は少なくないでしょう。
また、虫歯や歯周病によって施術を受けられないか心配する方も多いですよね。
今回は、ホワイトニングの安全性と適していない人の特徴について解説します。

□ホワイトニングの安全性について

ホワイトニングは、 特殊な薬剤を使い、光を照射することで歯を白くします。
この施術において使用する薬剤や光が、身体に有害でないか心配される方は少なくありません。
また、施術の過程で感じる熱は身体に悪影響を与えないのでしょうか。

そこで、まずはこの3つの安全性について解説していきます。
なお、ここではオフィスホワイトニングでの施術を想定しています。

＊薬剤

ホワイトニングの薬剤には、過酸化水素が含まれています。
この過酸化水素の安全性は、アメリカの教授によって報告されています。
報告によると、 「過酸化水素は人間の体内でも生成されている物質であるため、たとえ薬剤を飲み込んだとしても問題はなく、適正なホワイトニングが行われている限り身体に異常は起こらない」とされています。

また、 薬剤の中には pH の低いものがあり、一時的に歯のカルシウムが溶け出す「脱灰」という現象が起こります。
しかし、この現象はジュースを飲んだ時にも起こる現象で、特別歯に悪いわけではないため安心してください。

＊光

ホワイトニングで行う光の照射は、過酸化水素の分解の促進を目的としています。
そして、日本は厳しい薬事法の下で施術が行われているため、適切な使い方をしていればこの光の安全性は問題ありません。
ただし、この光は紫外線に近い性質を持っているため、長時間照射すると歯茎や唇に色素沈着を起こす可能性があります。
また、紫外線アレルギーを持っている方や光線過敏症を引き起こす薬を服用している方は、注意が必要です。

＊熱

ホワイトニングで使用する機械次第では、照射する光によって熱が伴う場合があります。
この熱は、 光の強さによっては温度が50度くらいまで達する場合があります。
確かに、これほどの高温が歯に伝わると歯髄炎を起こす可能性があります。

しかし、歯の表面に塗る薬剤によって歯の表面に厚みができるため、歯本体にこの熱は達しません。
また、ホワイトニングで歯がしみる場合がありますが、これは薬剤の濃度や歯の状態に関係するものです。

□知覚過敏の可能性について

このように、ホワイトニングは十分安全に配慮されて行われていることが分かります。
しかし、副作用が起こる可能性があることは確かです。
ホワイトニングの副作用の代表例として、知覚過敏が挙げられます。

知覚過敏とは、冷たいものや熱いものを摂取した際、歯がしみる症状を指します。
特に、日本人は歯のエナメル質が薄く、知覚過敏が起きやすい傾向にあります。
しかし、 一般的に時間経過によって症状は改善されます。
ただし、ひどく痛む場合はホワイトニングを中止し、歯科医に相談することをおすすめします。

その他の副作用として、歯茎が痛むという症状が挙げられます。
しかし、この症状を感じる方はあまりいないため、それほど心配する必要はないでしょう。

このような副作用のリスクを抑えるためには、歯科医の指示に従って正しくホワイトニングを行うことが大切です。
特に、ホームホワイトニングやデュアルホワイトニングを受ける方は、 家でのホワイトニングを適切に行うように心がけてください。

□ ホワイトニングが適していない人の特徴とは？

それでは、このようなホワイトニングはどんな人でも受けられるのでしょうか。
残念ながら、口内の状況によっては受けられない人もいます。
以下では、ホワイトニングが適していない人の特徴を紹介します。

1つ目は、歯に異常がある人です。
例えば、虫歯や歯周病を抱えている方は注意が必要です。
なぜなら、ホワイトニングを行う際に塗布する薬剤が、それらの病気を悪化させる可能性があるからです。
また、歯に大きな亀裂が入っている方も注意してください。

2つ目は、人工の歯をつけている人です。
ホワイトニングの効果がある歯は、自然に生えている歯のみです。
そのため、差し歯や入れ歯などの人工の歯は白くできません。
もし、自然の歯と差し歯が混じっている状態でホワイトニングを行うと、歯の色がまばらになるかもしれません。

3つ目は、無カタラーゼ症の人です。
カタラーゼは、ホワイトニングで使用する薬剤を分解する役目があります。
そのため、無カタラーゼ症の方は施術をおすすめしません。

□まとめ

以上、 ホワイトニングの安全性と適していない人の特徴について解説しました。
今回の記事を踏まえて、安全にホワイトニングを受けましょう。
また、歯に関する問題をお持ちの方は、先にその問題を解消してからホワイトニングを受けましょう。

当院は歯を白くしたい方のご相談を承っております。
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