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歯茎に影響があるって本当?北海道の歯科医がホワイトニングについて解説

歯を白くしたいけれど、ホワイトニングでは歯茎に影響があると聞いて不安に感じているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際、歯茎に影響はあるのでしょうか。
北海道の歯医者が詳しく解説します。

□ホワイトニングは歯茎に影響があるのか

ホワイトニングでは過酸化水素という薬剤を用います。
過酸化水素は漂白剤のようなものです。
そのため、濃度の濃い薬剤を使っている場合、歯茎に痛みが生じることがあります。
また、ホワイトニングでは歯が脆くなったり歯茎が下がったりすると言われていますが、本当なのでしょうか。

ホワイトニングの際に痛む部分は、歯茎だけではありません。
薬剤の濃度や歯の質によっては歯も痛むという方もいらっしゃいます。
この痛みは、ホワイトニング中だけでなく、ホワイトニング後に発生する場合もあります。
そのため、歯や歯茎がもろくなってしまうと考える方もいらっしゃいます。
では、実際にはもろくなっているのでしょうか。

ホワイトニングで痛みを感じても、普通は1〜2日で痛みは引きます。
そのため、継続して痛むような悪影響は与えられていないでしょう。
また、そもそも歯や歯茎の痛みは、それらを攻撃したことで発生する痛みではありません。
ホワイトニングの際に痛むのは、多くが元から弱っていた部分です。
例えば、歯が薄くなったり欠けたりして神経が近くなっていると、薬剤が神経まで到達しやすくなってしまいます。

また、歯茎が下がるといったこともありません。
そもそもホワイトニングの際には、歯茎には薬剤が触れないように施術が行われます。
しかし、稀に歯茎に薬剤が触れてしまうこともあります。
そのような際は、すぐに中和作用が行われます。
そのため、歯茎に悪影響が起こる事はありません。

また、万が一歯茎に薬剤がついても歯茎が下がるといった症状はありません。
もし、歯茎が下がっていると感じた場合は、ホワイトニングではなく他の要因が影響している可能性が高いです。
気になる場合はすぐに病院で診てもらいましょう。

□ホワイトニングで歯茎が痛んだり白くなったりすることについて

*ホワイトニング後に歯茎が痛む場合

ホワイトニングの歯茎の悩みは、歯茎が下がるといったもの以外にも、痛みが出るというものがありました。
歯の痛みは神経に薬剤が浸透しているからですが、歯の痛みは何が原因なのでしょうか。

歯茎には薬剤が直接触れる事はありませんし、また触れたとしても中和作用が行われました。
しかし、万が一薬剤が歯茎についたま、中和処理が行われない場合はどうなるのでしょうか。
その場合、歯茎は薬剤によって炎症を起こします。

炎症とはどのような症状なのでしょうか。
炎症は体の一部の損傷や感染に対して、体内の組織が起こす免疫応答です。
この反応は自然免疫における一つの重要な要素です。
炎症の主な症状は痛み、浮腫、発熱および発赤です。
そのため、歯茎に薬剤がついた場合の反応はそこまで非常事態的な反応ではありません。
確かに正常な状態ではく、怪我をしている状態です。
そのため、炎症が起きた場合は一度クリニックに相談すると良いでしょう。

まだ薬剤が歯茎に残っている可能性もあります。
そのため、ティッシュで痛む部分を拭き、よくうがいをしましょう。

*ホワイトニング後に歯茎が白くなっている場合

また、ホワイトニングの後に歯茎が白くなっているという場合があります。
これはなぜなのでしょうか。
こちらも、歯茎に薬剤がついたことで、白く変色してしまっていると考えられます。
いつもはピンク色をしている歯茎が白くなっているので、驚かれる方も多いかもしれません。

この場合も、水で洗い流すことが大切です。
痛みがあった場合と同様、薬剤が流れていき、原因が取り除かれます。
また、白くなっている場合は、しばらくすれば色も引きます。
しかし、すすいだからといっても、薬剤を体の中に取り込んでいるかもしれません。
また、ホワイトニングの薬剤は歯に浸透するものでしたが、歯茎には浸透していないのでしょうか。

体の中にはカタラーゼという酵素が存在しています。
酵素とは、体内で化学反応を進めて体内環境を整えるさまざまな働きをしています。
カタラーゼとはどのような酵素なのでしょうか。
カタラーゼとは、過酸化水素を酸素と水に変える酵素です。
ホワイトニングで使われていた薬剤は過酸化水素でした。
そのため、過酸化水素が体内に取り込まれたとしても、体内にあるカタラーゼという酵素によって酸素と水に変えられてしまうのです。

酸素と水は人間が生きていくために大切なものです。
そのため、カタラーゼで分解できる量の過酸化水素は問題ありません。
ただ、白さや痛みが引かない場合は、クリニックでカウンセリングを受けたり、医者に診てもらったりした方が良いでしょう。
異常が出た際は注意して観察しましょう。

□まとめ

ホワイトニングでは、歯や歯茎に異常が出るのではないかと心配されている方も多くいらっしゃいます。
しかし、ホワイトニングで重大な痛みが発生する事は稀です。
心配であれば、お気軽にご相談ください。

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