「オフィスホワイトニングの注意点とは何だろう？」
「ホワイトニング後に食べるのを避けるべき食品について知りたい」
このようにお考えの方はいませんか？
そこで、今回はオフィスホワイトニングの前後で気を付けるべきことや、ホワイトニング後に口にして良い食品と悪い食品について紹介します。

□オフィスホワイトニングを行う前の注意点

そもそもオフィスホワイトニングとは、歯科医院に行き、歯の表面に専用のホワイトニング薬剤を塗布してもらい、特殊なライトやレーザーを照射することでホワイトニング効果を高めていく施術のことです。
こちらは、仕事や結婚式といった大切な予定までに急いで歯を白くしたい方や自分で行うホームホワイトニングは時間がかかります。
そのため、続けられる自信がない方に向いた施術でしょう。

短時間で効果を実感できるというメリットがありますが、薬剤の濃度やライトやレーザーの照射時間によって知覚過敏になる可能性があるというデメリットもあります。
では、施術前にはどのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。
以下で、注意点を2つご紹介します。

1つ目の注意点は、施術を直ちに行えない可能性があることです。
施術前には歯科医院で口の中を検査します。
このとき、レントゲンを撮った際に虫歯や歯周病などが見つかることもあり、その際には治療が優先となるためホワイトニングをすぐにできません。

2つ目の注意点は、食事制限があることです。
施術することにより歯面を保護するペリクル層という薄い膜が剥がれます。
そして、そのペリクル層が再生するまでの間は、濃い色の飲食物を控える「食事制限」を行う必要があります。

例えば、コーヒーやお茶、紅茶やカレーやチョコレートなど様々な食品が食べられなくなります。
しかし、ホワイトニングの種類によっては食事制限しなくても良い施術もあるので施術前に一度歯科医師の方に確認しましょう。

□オフィスホワイトニングを行った後の注意点

施術直後は、薬剤の影響で歯が「溶けやすく着色しやすい状態」になっているため、以下で紹介する3つのことに注意してください。

ただし、唾液には歯の再石灰化を促したり、酸性に傾いた口内環境を中和させたりする働きがあります。
歯の表面が唾液に触れることで徐々に施術前の状態に戻っていきます。
そのため、以下の3つの注意点を長期間気にし続ける必要はありません。

1つ目の注意点は、酸性が強い飲み物に注意しましょう。
酸性が強い食品を口に含むと、歯のエナメル質が腐食し、歯の表面に粗い凸凹を作られることがあります。
そのため、歯に飲食物の色がつきやすくなったり、歯がしみやすくなったりする可能性があります。

炭酸飲料やオレンジジュースといった、酸性が強い飲み物は控えるようにしましょう。
また、飲料だけでなく、歯に刺激となるようなトマトやレモン、わさび、からし、マスタード、ケチャップといった酸性食品も避けた方が良いでしょう。

2つ目の注意点は、色素沈着しやすい食べ物や飲み物、嗜好品に気を付けましょう。
施術後の歯は色素沈着しやすい状態になっており、これらのものを口にすることで歯に色が付いてしまう恐れがあるからです。

3つ目の注意点は、施術後に歯が白く濁るかもしれないことに注意しましょう。
これは、ホワイトニング剤の作用により、歯の表面のエナメル質がごくわずかに荒れてしまうことが原因と言われています。

通常は数日で自然に元に戻りますが、脱灰していたり、石灰化が十分でなかったりすると、何日か経過しても歯の色が濁っている場合があります。
そのような際には、歯科医師に相談することをおすすめします。

□ホワイトニング後24時間以内に口にして良い物と悪い物

＊口にして良い食品

一般的に白い食べ物や色の薄い食べ物が口にして良いとされています。
なぜなら、これらの食品を食べても歯に色の付く可能性が低いためです。
具体的には、水や牛乳、白ワイン、米、お粥、パン、とんこつ、チーズ、ヨーグルト、ホワイトソース、ナッツ類、お吸い物、貝柱、えび、しらす、大根、里芋、白味噌汁などが口にして良い食品として挙げられます。

＊口にするのを避けるべき食品

基本的に色の濃い飲食物は控えましょう。
具体的には、コーヒーや紅茶、日本茶、コーラ、赤ワイン、ジュース類、ヤキソバ、カレーライス、焼肉、やきとり、みそ、醤油、チョコレート、大福、味噌汁、トマトなどが避けるべき食品として挙げられます。
また、喫煙は歯に色素が沈着する可能性が高いため、喫煙しないことをおすすめします。

□まとめ

今回は、オフィスホワイトニングの前後で気を付けるべきことや、ホワイトニング後に口にして良い食品と悪い食品について紹介しました。
苫小牧にお住まいでホワイトニングを検討中の方にとって今回の記事が参考になれば幸いです。
また、ホワイトニングに関して何かご不明点などがあれば当院へお気軽にご連絡ください。