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ホワイトニングをしよう!北海道の歯科医がホワイトニングでムラができるケースについて解説

「ホワイトニングでは歯の色にムラができるのではないか。」
このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
お金をかけて歯を白くしても、ムラができていたら台無しです。
しかし、ホワイトニングでムラができてしまう場合があります。

今回は、ホワイトニングでの歯のムラについて、北海道の歯科医が詳しく解説いたします。

□歯1本のうちにムラができる場合

ホワイトニングをした後に、歯の色にムラができてしまうことがあります。
例えば、1本の歯を見たときに、その中だけでもムラができている場合もあります。
例えば、白い斑点模様のようになっている場合です。
どうして歯に白い斑点ができてしまうのでしょうか。

施術自体に歯の斑点模様を引き起こす要因は無いでしょう。
しかし、歯の性質によっては、ホワイトニングの効果が出やすいところや出にくいところがあるため、ムラになってしまいます。

具体的には、効果の出やすい部分では歯の表面がすりガラスのようになり、透明感のない白い色に見えてしまうといったことが起こります。
これは、歯のミネラルが溶け出すことが主な原因です。
せっかくのホワイトニングで歯に模様がついてしまうのは残念ですよね。

しかし、この斑点は多くの場合2日〜3日で目立たなくなります。
歯には、唾液中に含まれているミネラルを吸収して元の歯に戻ろうという働きがあるからです。
この働きを再石灰化と言い、歯の表面のすりガラス状の箇所はガラス状に戻ります。
そのため、このように斑点が歯に出るというケースでも、数日は様子を見てみましょう。

□歯同士で色にムラがある

斑点の場合は遠くから見ればあまり目立たないため、そこまで大きな問題ではないでしょう。
しかし、それぞれの歯で色が異なっているとかなり違和感があるのではないでしょうか。
残念ながら、このようなムラも発生してしまうことがあります。
どのような場合に歯同士の色ムラができてしまうのでしょうか。

斑点のときのように、歯によって薬剤が効きやすかったり効きにくかったりしてムラができている場合もあります。
この場合も再石灰化が期待できるため、しばらくは様子を見てみましょう。

ただ、この色ムラのケースであれば、他の原因も考えられます。
それは、歯に詰め物がある場合です。

ホワイトニングは歯を白くする施術です。
しかし、この施術は人工物には効果がありません。
そのため、歯に詰め物がある場合はそこだけ色が白くならず、見た目でわかるほどの色ムラになってしまうのです。

この色ムラに対処する方法に、詰め物を入れ直すという方法があります。
しかし、歯の色を揃えるのは簡単な施術ではありません。
場合によっては、なかなか希望の色に揃わないこともあるため注意しましょう。

しかし、複数回のホワイトニングによって改善も期待できます。
ホワイトニングは、回数を重ねるごとに白さと持続性が上昇します。
そのため、詰め物を新しく変えても、詰め物の白さに馴染ませられるでしょう。

ただし、こちらの場合でも必ず色ムラが解消できるというわけではなく、むしろ続けるほどに色ムラがひどくなるケースもあるため、注意が必要です。
詰め物がある方は、以上のことを意識しておきましょう。

□その他ホワイトニングで色ムラができる場合

ここまで、ホワイトニングをしても歯の色が揃わず色ムラができてしまう場合があることをお伝えしてきました。
しかし、色ムラができる可能性がある場合は、これだけではありません。
他のケースについても確認しておきましょう。

*エナメル質、象牙質形成不全症

ホワイトニング剤の効果が出にくい歯に、エナメル質、象牙質形成不全症を起こしている歯が挙げられます。
エナメル質、象牙質形成不全症とは、歯の形成不全のことを指し、歯に形成障害が起こっている状態のことです。
歯の性質が完全ではないため、ホワイトニングをしても歯が白くならなかったり、薬剤が浸透しすぎて神経に痛みを及ぼしたりする可能性があります。

*テトラサイクリン変色歯

テトラサイクリン変色歯という歯の症状が出ている場合にもホワイトニングの効果は薄いでしょう。
この症状は、幼児期にテトラサイクリン系の薬を多く摂取した場合に発現する場合があります。
テトラサイクリン系の薬を取り込んだ歯は、光によって歯を変色させてしまいます。
変色のメカニズムが普通とは異なるため、ホワイトニングでは歯を白くできないのです。

*神経の無い歯

虫歯などの原因で、歯に神経が通って無い方もいらっしゃるかもしれません。
残念ながら、この場合も歯は白くできません。
歯に神経が通っていない場合、象牙質が変色を起こします。
この場合であっても、ホワイトニング剤では対処が不可能です。

□まとめ

ホワイトニングは万能ではありません。
場合によっては、歯にムラができてしまうかもしれません。
しかし、どのような場合にムラができるかについては、正直判断がつかない方も多いですよね。
もしお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ当院までカウンセリングにお越しください。

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