ホワイトニングの持続期間を知っていますか。
歯を白くするホワイトニングですが、一定期間が過ぎれば少しずつ元の色に戻ります。
そのため、その期間を知っておき、定期的にホワイトニングをする必要があります。
そこで今回は、ホワイトニングの持続期間や長持ちさせる方法について紹介します。

□持続期間について

まず知っておきたいことは、ホワイトニングには2種類あることです。

1つ目は、オフィスホワイトニングです。
これはホワイトニングを聞いて思い浮かべる方も多いでしょう。
オフィスホワイトニングとは、その名の通り歯科医院で、資格を持った歯科医師や歯科衛生士が行います。
効果が高く、即効性があることが大きな特徴として挙げられるでしょう。

しかし、色戻りがしやすい点には注意しましょう。
色戻りしやすいため、定期的に施術をする必要があります。

そんなオフィスホワイトニングですが、持続期間は3〜6ヶ月と言われています。
半年くらいを目安にして、効果を長く保つために定期的に施術しましょう。

2つ目は、ホームホワイトニングです。
ホームホワイトニングは家で行うホワイトニングです。
このホワイトニングでは、歯科医院で処方されたマウスピースに薬剤を塗布して、家で行います。

特徴としては効果が長持ちすることが挙げられるでしょう。
また、費用がオフィスホワイトニングよりも安いです。
しかし、自身で行なうためオフィスホワイトニングほど強い薬剤を使用できず、即効性はあまり期待できないでしょう。
何度も通うのが難しい方や緊急性がないものの歯を白くしたい方にお勧めです。

効果が長持ちするホームホワイトニングですが、持続期間は6〜12ヶ月と言われています。
1年程度を目安に行いましょう。

□色が戻る原因について

一定期間を過ぎれば色が戻りますが、その理由を知っていますか。
その原因を4つ見ていきましょう。

1つ目は、歯の性質です。
ホワイトニングで歯が白く見えるのは、漂白成分を歯に浸透させることで着色成分を分解する、もしくは歯の表面を覆うエナメル質を曇らせることで、黄色がかった象牙質が透けて見えないようにするからです。
ホワイトニングをしても歯質が大きく変化するわけではないため、色が戻ります。

2つ目は、食生活です。
酸性の食べ物や色の濃い食べ物を摂った場合、着色していきます。
他にもタバコも着色の原因になるため注意しましょう。

3つ目は、白い歯に見慣れていることです。
施術後はこれまでと違って歯が白くなり、徐々に見慣れていきます。
ホワイトニングの性質上、数日で色が戻ることはありません。
白い歯に見慣れているだけの場合もあることを覚えておきましょう。

4つ目は、再石灰化の作用です。
先ほど、エナメル質の表面を曇らせることで、黄色が買った象牙質を見えないようにする、と紹介しました。
歯はミネラル分が失われると、表面を再度ミネラルで覆う再石灰化を行います。
これによってエナメル質が透き通るようになり、歯が黄色く見えることもあります。

□効果を長持ちさせる方法について

続いては、ホワイトニングの効果を長持ちさせる方法をいくつか紹介します。

まずは、こまめな歯磨きです。
やはり食事をした後の歯磨きは大切です。
磨き残しがある場合、歯石や色素沈着の原因になり、ホワイトニングの効果が薄れていきます。
毎食後歯磨きを行いましょう。

また、歯磨き粉にも注意したほうが良いです。
なるべく研磨剤の入ってないものを選ぶようにしましょう。
研磨剤が入っていると、歯が傷つき、着色しやすくなります。
ホワイトニング専用の歯磨き粉、もしくは研磨剤の入ってない歯磨き粉を選びましょう。

次は、色の濃い食べ物に注意することです。
先ほども少し触れましたが、紅茶・コーヒー・赤ワイン・ケチャップなどの色の濃い飲食物には注意する必要があります。
色の濃い食べ物を食べると、歯の表面に色素が沈着しやすいです。
歯磨きをしたり、水で口を濯いだりして、なるべく汚れがつかないように工夫しましょう。

そして、定期的なメンテナンスも効果を持続させます。
自分で行う歯磨きでは落としきれない汚れがあります。
しかし、メンテナンスを行うとその汚れを落とせます。
着色汚れを防ぐだけでなく、虫歯予防にもつながりモチベーションも高まるため、歯科医院でメンテナンスをしましょう。

最後は、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用することです。
即効性のあるオフィスホワイトニングで白くした後に持続性のあるホームホワイトニングで白くすると、効果が長続きします。
両方とも行うとなると費用は少しかかりますが、効果は大きいです。
歯を白くしたい方は検討してみるのも良いでしょう。

□まとめ

今回は、ホワイトニングの持続期間と白さを保つ方法を紹介しました。
持続期間は種類によって3〜6ヶ月、6〜1年と異なります。
行うホワイトニングの期間を目安にして、定期的に受けましょう。
また、歯が着色しないように普段から気をつけることも大切なので、今回紹介したポイントを頭に入れてください。